1億円当たったら

もう12月にも入り、年末ジャンボ宝くじの当選発表を心待ちにしている人も多いのではないだろうか。実際に宝くじに当たった人の話と言うのはなかなか聞かないが、もし当たったらどうなるのだろうか?

ある男性が子供のころ、父親が買った宝くじで1億円が当たったそうだ。それからその一家の生活は激変した。それまで貧乏過ぎて「おかず」と言う概念がなかった食卓にハンバーグやエビフライが顔を出すようになった。父親は車で遠くへ家族旅行に行けるようにと大きなワゴン車を購入した。家は県営住宅から新築一軒家に変わり、ワイドテレビやビデオ、エアコンなどの高級家電が標準装備されるようになった。そして今まで一度も会ったことのない(自称)親戚のおじさんやおばさんがしょっちゅう家に訪ねてくるようになったそうだ。家を建てて、おいしいものを食べて、旅行に行って、親戚(?)の借金を肩代わりしてもまだお金は残っていた。そんなある日父親が「居酒屋の大将に、ワシはなる!」とどこかの海賊王のように力強く宣言し、毎晩飲み歩くようになったそうだ。やがて貯金はなくなり、残ったのは父親の飲み屋のツケと無駄に高額プランな生命保険の毎月の支払、そしてとんでもなく維持費のかかるマイホーム。1億円はたったの8年でチャラになり、元の借金暮らしに戻ってしまったそうだ。下手に大金を持たない方がよかったのか、ひと時の夢を見れて良かったのか、受け取り方は人それぞれだろう。